1970年代のドラマは

1970年代のドラマの紹介

江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎

放送年

1970年

原作

江戸川乱歩

放送局

現テレビ東京系列

キャスト

滝俊介、山村聡、山田吾一、橘ますみ、岡田裕介、伊丹十三、野川由美子、フランキー堺、西村晃

ドラマ概要

ご存知の方も多いでしょう。江戸川乱歩の明智小五郎シリーズです。東京12チャンネル(現在テレビ東京)が1970年から放映したシリーズです。制作は東映、主演は滝俊介(溝口 舜亮)でした。
明智小五郎が活躍する有名な「屋根裏の散歩者」「蜘蛛男」「黄金仮面」「一寸法師」などの作品は当然放送されていましたが、明智小五郎が登場しない作品も放送されていました。自由な作品作りを行った江戸川乱歩原作のオムニバスドラマ。1970年4月から9月まで全24話の他に、別枠でスペシャルも2話が放送されました。

キャストは、滝俊介をはじめ、山村聡、山田吾一、橘ますみ、岡田裕介らのレギュラーと、伊丹十三、野川由美子、フランキー堺、西村晃らのゲストを迎えて、推理・幻想・怪奇の江戸川乱歩の世界を耽美的に描き話題を呼んだ人気の独特な雰囲気をもったドラマでした。原作を読むとこんな雰囲気はありません。まさにこのシリーズならではの作品でした。

江戸川乱歩シリーズはこの後、色んなキャスティングで放送さえていますが、この最初のシリーズがまさに江戸川乱歩だという人も多いです。なぜなら、このシリーズが江戸川乱歩の作品のエロティシズム、耽美性が見事に絵が画れているからでしょう。当時のテレビにはテレビコードがあったのかどうかは分かりませんが、女性が裸で登場する等、見ている人にワクワクドキドキするシーンが多々ありました。

気になる嫁さん

放送年

1971年10月6日~1972年9月20日

放送局

日本テレビ

キャスト

榊原るみ、杉葉子、佐野周二、山田吾一、冨士眞奈美、水野久美、石立鉄男、山本紀彦、関口守、浦辺粂子

ドラマ概要

気になる嫁さんは、1971年から日本テレビ系列で放送されたホームドラマです。当時、ドラマに引っ張りだけであった石立鉄男のドラマシリーズになります。でも、この気になる嫁さんの主演は、当時帰ってきたウルトラマンの出演で、人気上昇中であった榊原るみさんでした。
キャストは、当時のホームドラマでは欠かせない俳優陣、佐野周二、水野久美、浦辺粂子、山田吾一、冨士眞奈美、山本紀彦でした。
私自身も、小学生から中学に上がる時期に放送された、このドラマを見ていました。榊原るみさんの可愛いしぐさと、石立さんのいつものコミカルなセリフ回しを、面白いなあと思って見ていました。主演は榊原るみさんでしたが、イメージは石立鉄男のドラマだという思いが強いです。
石立鉄男のドラマといえば、パパと呼ばないで、雑居時代というのが定番とは言えますが、この気になる嫁さんも、人気ドラマでした。

刑事くん

放送時期

1971年から1976年
全5シリーズ

放送局

TBS系列

キャスト

主に第1、2シリーズ
桜木健一、風見章子、三浦康晴、名古屋章、守屋俊志、仲雅美、立花直樹、森桃江、牟田悌三、津山登志子、本沢佳子

ドラマ概要

柔道一直線で名前を馳せた桜木健一が主演の、刑事ドラマ、根性物は柔道一直線の流れはそのまま、桜木健一が活躍するドラマです。
設定は父親も刑事、仕事で殉職した父親の後を継いで、刑事になるという設定。難題にぶち当たっても、根性で解決する桜木の姿が、時代の流れを物語っていました。人情に厚い性格の桜木が色々な人との出会いで成長する様も描かれています。

タイムトラベラー

原作

筒井康隆『時をかける少女』

放送年

1972年

放送局

NHK

キャスト

島田淳子、木下清、テレサ野田、浜田晃、榊原史子、西国成男、神山卓三、小川悦子、高尾礼子、若林彰、堀越節子、坂本長利、蓮川久美、佐藤一臣、和久井節緒、春江ふかみ、田中筆子、西田昭市、熊倉重之、柄沢英二、岸野一彦

ナレーター
城達也

ドラマ概要

後に映画にもなった、筒井康隆の時をかける少女が原作のドラマ。NHK制作の少年ドラマシリーズの第一作が本作品。未来人のケンソゴルが薬の調合をするためにこの時代に来たという設定でした。
ラベンダーが調合に必要な材料であったが、クラスメイトの芳山和子がそのラベンダーの臭いを嗅いでしまったことから、和子はタイムトラベラーの能力を持つに至ったことを、クラスメイトのケンソゴルから和子は聞く。
タイムトラベラーになった和子が、未来と過去を行き来し、色んなでき事に遭遇する。ただし、未来で知ったことを現代に戻って、現代を変えることはできないという掟があり、葛藤の日々を過ごすことも多々ありました。
そのうち、ケンソゴルが未来に返ることになり、これも掟で、ケンソゴルとかかわった人に記憶を綺麗さっぱりに消すことが必要であった。和子も普通の中学生に戻った。

ナレーターの城達也が顔出しを完全にしないこと等、謎めいたドラマで、少年ドラマシリーズであったが、大人もよく見ていたドラマでした。

太陽にほえろ

放送年

1972年から1986年

放送局

日本テレビ系列

キャスト

石原裕次郎、露口茂、竜雷太、下川辰平、小野寺昭、萩原健一(ショーケン)、関根恵子、松田優作、勝野洋、宮内淳、沖雅也、木之元亮、山下真司、神田正輝、渡辺徹、三田村邦彦、世良公則、地井武男、長谷直美、又野誠治、石原良純、金田賢一、西山浩司

ドラマの概要

刑事ドラマといえば、太陽にほえろという人も多いでしょう。それくらい刑事ドラマの金字塔ドラマです。

七曲署捜査第一係刑事を舞台にした、石原裕次郎ことボス藤堂係長を中心にした数々の名優を配したキャストで、毎回、人間ドラマを展開してきた刑事ドラマです。
刑事ドラマといえば、犯人逮捕が見ものであって、出演している刑事は、二の次というのが、それまでの刑事ドラマの作り方であったところ、太陽にほえろでは、出演した刑事を人柄、行動、考え方を克明に描き、犯人逮捕だけが刑事の仕事ではないことを、悩みながら逮捕していることを描いた初めての作品です。以降の刑事ドラマの形を最初に示したエポックメーキングな作品です。こういう作品なので、太陽にほえろに出演した数々の俳優がその後のスターダムに踊りだしてきました。

萩原健一、松田優作、勝野洋、渡辺徹、沖雅也、三田村邦彦、世良公則が代表的な俳優です。太陽にほえろで発掘されたキャストは、松田優作、勝野洋、宮内淳、木之元亮、山下真司、渡辺徹、又野誠治です。

スポンサーリンク
レンタングル大広告




レンタングル大広告




シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタングル大広告